【体験記】2023年北海道別海町 夏のお試し移住体験①

移住

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充実した夏休みを過ごすためには、安全に過ごせる環境が大前提と考え、季節移住を目指しています。

どこの地なら充実した夏休みを過ごすことができるのか、2023年は北海道別海町の移住体験を利用して2週間過ごしてみたので、レビューしたいと思います。

公式サイトで公開していない、体験者への支援情報もあるよ!

最後まで読んでいってね!

別海町はこんなところ

別海町は道東の端っこ、根室地方に位置する約1万5000人が住む町です。夏は霧に覆われやすく日照時間が少ないため、30度を超える日はほとんどなく涼しく過ごせます。

※しかし、2023年の夏の北海道は各地で真夏日が続き、観測史上、最長を記録しました。

別海町も30度を超える日が続き、エアコン普及率の低さが大きなデメリットとして痛感。

当初、体験施設にエアコンは未設備だったのですが、役場のご担当者に相談すると当日中に手配してくださいました(迅速なご対応、まことに感謝申し上げます)。

別海町の魅力は手付かずの大自然!

ラムサール条約に登録されている野付半島・野付湾・風蓮湖には、たくさんの植物や野生動物が観測されます。地盤沈下によって「やがて消失する土地」と言われている野付半島では、夏の風物詩である打瀬舟による北海シマエビ漁をみることができます。

生乳生産量日本一の酪農、野付産のジャンボサイズのホタテ、ホッキなど、日本の食を支えるまちです。

東京からのアクセス(2023年)

🛬東京→根室中標津空港 ANA 1便。

🛬東京→釧路空港 格安航空便をふくめて6便。

余裕をもって現地入りしたかったので、飛行機の本数の多い東京―釧路から、レンタカーで釧路―別海町に入るルートを選びました。

別海町移住体験住宅の基本情報

所在地:別海町別海常盤町62番地1

構造:木造平屋建て(一棟二戸)

間取り:3LDK

基本的な家具・家電・食器などの備品あり。シャンプーなどの衛生用品は持参必要。

寝具のレンタルあり。

利用条件

賃貸借期間:7日以上、31日以内

借りれる人:大人2名から子どもを含む4名までのご家族

※学生のみの利用は不可。ご家族5名以上は要相談。

※2月~3月の貸付なし

利用料金:滞在期間によって利用金額が変わります。

         期間        金額      
貸付料 7日間 50,000円
 8日間〜14日間 70,000円
 15日間〜21日間 80,000円
 22日間〜31日間 90,000円
暖房費 1日あたり   600円

予約方法~申請以降の流れ

タイムラインのタイトル
  • 入居希望日
    3か月前
    別海町移住ポータルサイト「ほらり」の専用フォームから予約リクエスト

    予約状況は別海町移住ポータルサイト「ほらり」で確認できます。

    予約は入居希望日の3か月前から受付。夏など人気の季節は出遅れないように注意!

  • 翌~3日後
    事務局から貸付期間などの確認のために電話連絡がある
  • 郵送
    事務局から申請者へ、貸付許可書・納付書が送られる
  • 入金
    申請者は町の指定する日までに貸付料を納付
  • 移住体験初日
    入居日に借地借家法第38条に規定する定期賃貸借契約を締結
  • 移住体験
    最終日
    最終日に部屋を整えて引き渡し

移住体験者に対する支援(2023年8月) 充実した内容に驚愕!

内容数量・期間備考
1別海町ふるさと納税の人気返礼品
冷凍ホタテ貝柱
1箱(500g)
2「べつかいの牛乳屋さん」の配布利用人数×1本
3観光船代金の割引1回限り
20%割引
5月中旬~10月末
4道の駅ソフトクリーム割引1名1回
50円引き
5月上旬~10月末
5野付半島ネイチャーセンターレストラン  
コーヒーサービス
1人800円以上注文した方に  
コーヒー1杯サービス
5月~11月中旬
6cowcow商品券の配布利用人数×1枚
7ふるさと交流館の入湯料減免滞在期間
8社会体育施設の個人使用料減免プール:4月~11月下旬
パークゴルフ場:5月中旬~10月下旬  
9総合スポーツセンターの個人利用料減免
10郷土資料館の観覧料減免
2023年8月の情報です

入居初日に、様々な支援をいただきました!これは事前には知りえなかった情報なので、かなり嬉しかったです!

とくに「冷凍ホタテの貝柱500g」、「ふるさと交流館」の入湯料無料、プール使用料無料、別海町取扱店で使用できる商品券など、こんなに手厚い支援をいただける自治体はあるのでしょうか。

別海町・周辺で体験したアクティビティー 

種類体験施設備考
アザラシウォッチング別海町観光船ゴマフアザラシhttps://www.aurens.or.jp/~kankousen/
ホエールウォッチング観光船アルランⅢ世マッコウクジラ・イシイルカ・ハシボソミズナギドリ・フルマカモメ・トウゾクカモメなどhttps://shiretoko.life/
チョウザメ指パックン標津サーモン科学館イトウにエサやり体験http://s-salmon.com/
ドクターフィッシュ北の大地の水族館イトウにエサやり体験https://onneyu-aq.com/
カヌー体験ぢぢカヌー屈斜路湖~釧路川源流部・ザリガニ釣りhttp://www.xn--i9ja3tueyj.com/
ザリガニ釣り
牧場体験渡辺体験牧場アイス作り・バター作り・乳しぼり・エサやり体験・トラクター乗車体験https://www.wataiken.co.jp/
ヘリコプター乗車体験摩周湖スカイクルーズhttps://www.wataiken.co.jp/cgi/topics/img/26-1.jpg
釧路湿原ノロッコ号釧路駅~塘路駅エゾシカ・タンチョウ・キタキツネhttps://www.jrhokkaido.co.jp/travel/kushironorokko/
トロッコ乗車体験旧奥行臼駅逓所奥行臼駅トロッコサンデー(イベント)
足こぎ・エンジン
https://betsukai.jp/resources/output/contents/file/release/5186/60361/chirashi.pdf
道産子 乗馬体験
科学館釧路市こども遊学館水・光・振動(しんどう)・風・エネルギーなどをテーマとしたさまざまな科学の不思議について学べる参加体験型施設https://kodomoyugakukan.jp/
遊園地きたみファミリーランドhttps://kitamikousya.jp/familyland/
モール温泉別海町ふるさと交流館https://betsukai.jp/shisetsu/kanko/hurusato_kouryukan_/
西春別温泉ペンションクローバーハウステレビ東京「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」のステッカーがありましたhttps://betsukai-clover-house.com/
温根湯温泉美白の湯宿 大江本家クワガタ・エゾリスhttps://oehonke.com/
標津町花火大会標津サーモン科学館(会場)第25回標津町民祭り
水・キラリ(イベント)
https://visitshibetsu.com/news/event/924/
建設作業車の
乗車体験
別海町役場 生涯学習センターみなくるの駐車場(会場)建設業サマーフェス
(イベント)

移住体験をしてよかったこと&困ったこと

よかったこと

  • 滞在が長いので天候にあわせて予定を調整することができた

 ホエールウォッチングやヘリコプターなどのアクティビティーは、天候が悪いと欠航になってしまいます。天気予報をうかがいながらスケジュールを組めることは、長期滞在ならでは。

実際、雨の日も数日ありましたが、予定していた体験はすべて行うことができました。

  • 小さなイベントがいくつか開催された

わが子は2歳と6歳なのですが、建設作業車やトロッコの乗車体験など、低年齢を対象としたイベントが週末に開催されました。

東京ではどんな小さなイベントでも混雑するので、楽しむよりも疲れてしまいますが、程よい集客率でとても楽しむことができました。スーパーボールすくいやトロッコ・道産子乗馬体験を無料でさせてもらえて驚きました。

乗馬体験は以前から興味はありましたが、子どもが怖がってリタイアするかもと思うと、今まではお金を払って申し込むことができませんでした。今回は、子どもの反応を確認できるいい機会になりました。

  • 例年にない30℃越えの暑さだったが、何とか外でのアクテビティができた(ちなみに東京は連日37℃以上だった)

30度超える日も、別海町の朝晩は20度まで下がり暑さはリセットされます。暑いのですが、まだ遊園地や運動公園で遊ぶことができました。

37度越えの東京では、家に閉じこもってばかりだっただろうと思うと、外で遊べる北海道は来てよかったと心底思います。

また、こんな真夏日でも、知床の海で2時間風をあびているととても寒いです。ホエールウォッチングのような海上アクティビティーは、防寒着を忘れないようにしましょう。

  • ふるさと交流館(温泉)、町営プール・運動施設、図書館など無料で利用させてもらえた

ふるさと交流館(温泉)、町営プール・運動施設、図書館など「別海町お試し移住住宅入居者証明書」を掲示すれば無料で利用させてもらえました。

図書館は移住体験施設から徒歩1~2分のところにあるので、子どもを連れてよく行きました。蔵書数が豊富で施設もきれいです。

暑かったので町営プールも利用しました。通常の深さのプールと幼児用の浅いプールの2か所があり、浮き輪やビーチボールを持ち込み可能です。

オムツが取れない子どもは、プール用オムツをつければ入ることができますが、近隣のスーパーやドラッグストアでは置いておらず、釧路まで買いに行きました。

水着は中標津町に「しまむら」や「西松屋」で購入しました。

最高なのは、ふるさと交流館(源泉かけ流し温泉)も無料だったことです。休館日の月曜以外は毎日通いました。近隣の町村に源泉かけ流しの入浴施設があるので、移住体験施設のお風呂は一度も入りませんでした。

  • 割引券がもらえた

観光施設や、道の駅のソフトクリームや喫茶の割引チケットを入居初日にいただいたので、お安く体験・食事させていただきました。

困ったこと

  • 公共施設に空調が効いていない

30度を超える日は例年3日程度のためエアコンが設置されていない施設がほとんど。しかし今年は1週間以上ありました。食事処・温泉施設・屋内遊具施設すべて扇風機のみのため、空調完備の東京の方が逆に涼しく感じたほど。これは完全に想定外でした。

  • 気温差が激しい

異常気象のせいなのか30度超える日がほとんどでしたが、最後の2-3日は一変して20度前後まで下がりました。そうするとウインドブレーカーを羽織るだけでは足りません。現地の子どもはフリースを着て遊んでいました

  • 物価が高い

北海道は本州よりも物価が高いです。乳製品を含め、広告の品でやっと東京の通常の料金くらいです。でも生乳生産日本一の別海町は、1人あたり200mlの牛乳パック5本が毎週支給されます。なんと移住体験者にも、初日に4本(入居利用者×1本)もらうことができました!

  • 車必須

広大な北海道を楽しむには車は必須です。移住体験者は自家用車をフェリーで運ぶか、レンタカーを借りっぱなしの2択になります。またあちこち観光スポットを回れば、ガソリンを頻繁に入れるようになります。

今回14日間、フルスケジュールで体験スポットを巡って、総移動距離2300kmを記録しました

  • ゴミ出しのルールが細かい

ゴミ出しルールはかなり細かく指定されています。冊子をもらって仕分けするのですが、あまりにも細かすぎてプレッシャーでした。

  • 虫(アブ)が多い

暑いとアブが車にたかってきます。アブを車の中に入れないように、乗り降りは必死になるし、刺されるとひどく腫れるので怖いです。

しかし25度以下の日は、アブがいなくなりました。暑いと出てくるようです。

2023年北海道別海町 夏のお試し移住体験① まとめ

充実した夏を過ごすために、北海道別海町のお試し移住体験をしてみました。

別海町周辺にはたくさんのアクティビティーがありました。そして、たくさんの生き物に会い、触れることもできました。

夏にフリースが着たくなる気温も初めてでした。

牧場のにおい、土の湿ったにおい、海のにおい。暗くなると街灯一つなく、今にも動物が出てきそうな道。

五感で感じることができて素晴らしい体験になりました。

北海道移住に興味ある方、お試し移住を迷っている方の参考になりますように。

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