【2歳の手術記①】アデノイド・扁桃腺肥大と診断され、手術するまで

転勤族とこども

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本記事では、1歳児のときにアデノイド・扁桃腺肥大と診断され、手術を決意するまでの体験を記録しています。

乳幼児の手術について悩んでいる方、アデノイド・扁桃腺肥大と診断された方のご参考になれば幸いです。

イビキがひどい

1歳2か月の時に急にひどいイビキをかくようになり、睡眠時の無呼吸もみられました。

一方で保育園のお昼寝のときは特別ひどくなかったので、このときは様子をみることにしました。

ところが、それから2か月後、保育園の先生から、イビキがひどいので、病院でみてもらうように言われました。

受診したのは「耳鼻咽喉科」です。

内視鏡検査をしたので、娘は大泣き。それ以降「病院」にいくとひどく怯えるようになりました。

診断結果は、「アデノイド肥大」と「扁桃腺肥大」

「手術を検討してもいい大きさなので、紹介状書きましょうか」と言われました。

まさか手術と言われるとは夢にも思わず、「急には判断できません」と言い、様子をみることにしました。お医者さんはその意見にとくに反応せず、淡々と、「そうですか。ご家族で決めてください」と答えただけでした。

手術をするか、様子をみるか

数か月様子をみて感じたことは、「常に」イビキがひどく無呼吸になるわけではない、ということです。

調子がいい夜もあるし、少し体調が崩れるととたんに息苦しくなり泣いてしまい、睡眠が十分にとれない日もあります。

調子が悪い日はとても心配で、大人も十分に眠れません。でも調子がいい日は、手術することの方が負担ではないかと感じるのです。

また、お医者さんから「家族で決めてください(どちらでもいいです)」と淡々と言われたことも悩ませました。

娘は当時まだ1歳なので、手術となれば全身麻酔です。「どちらでもいい」のであれば、手術しない方がいいのではないか。1歳児の全身麻酔の方が、リスクが高いのではないか。こうして悩んでいるうちに、自然に小さくなってくる年齢にならないか、など都合のいいことを考えたりしました。

引越し――二度も、内視鏡検査を受けさせたくない

家族の都合で引っ越すことになることが分かっていたので、引越し先で治療院を探すことになりました。

しかし、内視鏡検査を2度も子どもにさせたくなかったので、初めて受診した耳鼻咽喉科で紹介状を書いてもらいました。

(紹介先が決まっていないと書けないと言われたので、この時点の紹介先は適当に選びました。実際に引越し先で受診した耳鼻咽喉科は、書いてもらった紹介先とは別の医院になりましたが、問題にはなりませんでした。また印刷データがきれいなものだったので、2度目の内視鏡検査をせずに済みました)

肥大している状態が、この子の「平常」

紹介状を依頼した際に、あらためて手術すべきかどうかについて聞きました。

  • 肥大しているがきれいな状態なので、この肥大は風邪で腫れているのではなく、この肥大した状態がこの子の「平常」であること
  • 風邪が原因なら薬を処方すればいいが、状態はきれいで問題がないので、手術以外にできることがないこと
  • 手術を決める判断の基準は、肥大の大きさであり、この子の大きさは手術の基準を満たしていること
  • 睡眠時無呼吸症候群がでており、成長に支障があること

これらのことから、小児扁桃腺肥大の手術を行っている病院で相談することをお勧めします、とのことでした。

セカンド・サードオピニオンでも総合病院でも「手術」――睡眠時の息苦しい様子(音)・胸の動きを撮影する

セカンドオピニオンでも、「こんなに扁桃腺が大きくて、いったいどこに食べ物が入っていっているのか」と驚かれました。

紹介元の内視鏡検査の画像と、睡眠時の胸の動きを撮影しておいた動画、目視により、どの病院でも「手術をしてもよい大きさです」と診断され、ようやく手術を決意しました。

※通常、息を吸い込むと胸は大きく開きますが、アデノイド・扁桃腺肥大になると空気の通り道が狭くなるため、息を吸い込むと胸がへこみます。その様子を動画で撮影しておくと、診察の時に説明しやすいです。

入院から退院以降の流れ

  1. 初診 内視鏡検査データの確認後、手術日を決めました。麻酔科や血液検査など、手術のために必要な検査も同日に受診しました。
  2. 再診 血液検査などの検査結果の確認と、手術に関する同意書・入院などの手続きをしました。
  3. 手術延期 手術2週間にヘルパンギーナに感染して手術日延期になってしまいました。次の手術日の予約など、この時の手続きはすべて電話で済みました。※手術をすると免疫力が低下するので、再発防止のために手術2週間前に病気になると手術を延期しなくてはいけません。
  4. 入院 手術日前日(AM)に入院しました。コロナ感染予防のために、手術本人と付添人ともにPCR検査(自費)しなければなりませんでした。検査結果に2時間かかります。入院する部屋に通されたのは午後でした。
  5. 手術 午前中に手術(約1時間半~2時間)が行われました。
  6. 退院 手術後4日は退院できません。自分で水分がとれ点滴が外れたら、退院できます。しかし子どもは流動食を食べてくれないことが多いので、入院期間は4日~8日間くらいかかる心づもりでいるようにとのことでした。
  7. 受診(手術後2週間後) 手術後2週間以内に出血が起こることがあるので、経過観察のために受診が必要です。このころになると、ご飯を食べられる子がほとんどだそうです。
  8. 受診(手術後6週間後) 最後の経過観察。問題なければこれで終わりです。

アデノイド・扁桃腺肥大と診断され、手術するまで まとめ

1歳児のときにアデノイド・扁桃腺肥大と診断され、手術を決意するまでの実体験を紹介しました。

症状が軽いときがあるので手術に踏みきれませんでしたが、サードオピニオンを受けるころには、体調が悪くなると呼吸できずに満足に眠れず、翌日は微熱が出る日もありました

子どもの手術について調べると怖くなります。

この記事は診断から手術を決断するまでを、できるだけ時系列にそってまとめました。

乳幼児の手術について悩んでいる方、アデノイド・扁桃腺肥大と診断された方のご参考になれば幸いです。

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